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『ショウ・ケース2010』


『ショウ・ケース2010』

日程:2010年4月21日(木)19:30-
会場:Dress Akiba Hall (http://www.dress-tokyo.com/
タイトル:『ショウ・ケース』
出演:栗木亮多、中堀徹、よこたたかお
入場料:1,000円+1D(500円)
※この作品はDress Hallが主催する「オムニバスシアター」のイベントの一環です。
対バン団体 Xpot, TILT

【ショウ・ケース作品紹介】
作品A:「リハーサル」
「リハーサル」は架空の公演のリハーサル風景を演じる作品です。ある架空の場所で、架空の公演を上演する架空の劇団の本番直前のウォーミングアップを演じます。

この演目の狙いは「前言語状態」を舞台上に創出することです。

演劇における「リアル」については多くの論争がなされてきました。舞台上に架空の物語を創出することなのか、それとも人間が現象的に在るべきであるのかなど。

そしていつも議論は「現実と虚構の両方を持ち合わせていることが良い」と帰結します。

この「リハーサル」という作品は、メルロ=ポンティ風に言えば「前言語状態」、シェクナー風に言えば「未来をつかむ」、近松風に言えば「皮膜」を表現していると言えるのです。

ストーリーは一切ありませんが、舞台上で行われる行為から一体何の公演なのか、何の人たちなのかなどイメージを膨らませていただけるのではないかと思います。

作品B:「銀行強盗」
「銀行強盗」はお笑いユニット「さまぁ~ず」(元・バカルディ)が発表したコント「銀行強盗」から引用しています。

上演される物語は銀行強盗ではありません。コント作品では黒板を用いて、黒板に描いた図像と言葉をズラすことで笑いに転換しています。

この「図像と言葉のイメージのギャップ」をヒントに、即興劇の方法に組み入れることにしました。この作品は、絵を描く俳優の姿をビデオで中継し、観客に見えるように提示します。

スピーディーに移り変わっていくイメージが見物です。提出される図像と言葉のギャップ、またその展開の速さが快活な作品となっております。

作品C:「否定と承認」
「否定と承認」は英語で「Bloking and Accepting」と言います。これはケイス・ジョンストーン氏の即興劇の本「インプロビゼーション・アンド・シアター」に掲載されたメソッドからの引用になります。またある意味では三作品の中でもっとも伝統的な手法と言える作品です。

俳優はエチュード形式で物語を展開していきます。この際、物語を展開させるために物語の根幹を否定します。そして否定された側の俳優はそれを承認し、また次の展開につなげていきます。

即興劇特有の、「即興だけれど、さも台本があるような」展開の妙を楽しんでいただける作品となっております。